飯豊連峰前衛 二王子岳(1,420.3m) 独標(994.4m)まで

 南俣集落から歩いた。  二王子神社
   
 神社の積雪計測柱で概ね15p位かなぁ?  二合目の水場もまだ出ていました
   
 一王子避難小屋  独標を目指して雪を踏む
   
 独標の積雪計測柱は80p位です。少なっ!  帰りに撮った二王子神社下の参道・・・いい雰囲気ですね
   




日 時  平成22年12月25日(土)
参加者 NTR、LTQ(下越山岳会)
行き先  飯豊連峰前衛 二王子岳 (1,420.3m)
天 候  曇り時々雪
目 的   体調管理

装 備  冬山低山日帰
登はん用具:なし
ナビ用品:地図・シルバコンパス・GPS
防寒具:フリース・軽ダウン
飲み物:ポカリスエット1.0L・水1.0L
食料品:インスタントラーメン・調理パン・角煮
残 量:
その他 なし

コースタイム 事柄 備考
06:30分 集合場所に集合
06:48分 駐車場所着
07:10分 南俣集落発(100M)  
08:00分 二王子神社着(295M) 

08:18分 二王子神社発
09:24分 二合目の水場(610M)  水場はまだ出ていた。
09:50分 一王子(720M)着 雪は少ないものの前に降った雪と馴染んでいないので歩きにくい スノーシュー装着

10:00分 一王子発
11:00分 独標着(994.4M) 時間も中途半端で上は風が強そうなのでここで行動停止で下山とする。

11:10分 独標発(994.4M) 
11:35分 一王子避難小屋着(720M)

13:00分 一王子避難小屋発
13:47分 二王子神社着(295M)

13:55分 二王子神社発
14:45分 南俣集落着(100M)


概要
この冬は、なかなか雪が降りてこない。各スキー場も気をもんでいる。
ボクも冬山用品の買い替え時期を迎えたモノ、修理したモノがありテストしたいが何せ、雪が無い。
新しい冬道具、修理した冬道具を用意したものの、今朝起きるとさほど、降っていない。
残念がら、テストしたい道具のうち大事なものはテストできず。
テストできないモノはこの正月山行で使うワケにはいかない。
てんで、残念な年の暮れとなってしました。
とはいえ、もう、5日後には入山となるので、とりあえずはスノーシュー歩行ぐらいはしておきたかったので
NTRを誘い二王子岳へ向かった。


記録
朝起きて、TVを観ていると暴風雪波浪警報・大雪・雷・着雪注意報がでていた。
酷い予報とは異なり、実況では風はやや強いもののそれ程悪くない。
簡単に食事を摂って集合場所へ向かいNTRと南俣集落に向かう。一度は、二王子神社へ向かう林道を進むものの天気予報の状況を考えると
不安がある。山中に7時間〜8時間滞在する予定であれば、丁度一晩に相当する時間なので、大雪になれば50p以上降ってもおかしくないので
変な所に車を置いたら、下手をすれば来春まで回収出来ない可能性もゼロではない。そんなことになれば、笑い物は必至。
やはり、集落奥の林道に駐車しましょ。
無駄かもしれないが、これなら安心して行動できる。

南俣集落は、さらっと降った程度の雪。二王子神社へ続く林道をラッセルなしでとことこ歩く。NTRと四方山話をしながらあまり苦にもせず二王子神社
神社前の道路は雪はほとんどなし。境内で15センチ位だろうか?
用を足したり休憩して歩きだす。雪が少ないのでツボ足のまま歩くが雪が少ないので夏道通しに登って行く。
ただ、以前に降った硬い雪とか露岩の上に10〜15センチ程の新雪が積もっているのだが、下層・露岩と新雪が馴染んでいないため非常に歩き難い。
二合目の水場は出ていた。やや雪の量が増えてきたものの、まだツボ足で問題ナシ。
大汗をかかないように、ユックリと登るが特段寒くない。
NTRと変なトレースを付けると、須藤さんに怒られるから間違わない様に登りましょ。と話がら歩を進める。

一王子でスノーシューを着けて、これまた冬尾根に上がらず夏道通しに登る。トラバースでは硬い雪に新雪が馴染んでいないので足元が流れて
歩き難い。スノーシューは4シーズン目のものだけど構造的な問題?で軽破損した箇所を修理してもらったので状況を確認したけれど問題なし。
葉が落ちたブナの上の方に残置された古いテープ標識がある。あんな高さなんだなと思う。

静かなモノトーンの風景を楽しみながら独標。積雪は80センチ程度だ。この時期としては少ない積雪量で廻りの雰囲気も藪っぽくて冬らしくない。
でも、足先が冷たい感じがする。この程度の温度で足先が冷えるのは問題。
ボクは手の指はあまり冷えないのだが足指は冷える。軽度の凍傷を繰り返しているのが原因だろうと思う。
正月山行の靴はどうしよう?使いたくないけれどプラブーツを使うか?
独標に小さな雪洞を作った跡があった。時間は午前11時だ。12時迄を行動時間の限度としていたけれど、上はガス・強風の雰囲気・・・
この先、ラッセルになり進んでも、油こぼしまでも届かないでしょう。と思い、それならここで終了としましょう。で下山開始

一王子避難小屋で昼食とした。小屋内にも誰も居ない。小屋に入ると暖かく感じる。風に当らないのは暖かく感じるものだ。早速、湯を沸かし食べ物
を温めて食事を摂る。

食後下山準備をすると、掛けておいた帽子・手袋が凍っていた。
外に出てツボ足で下り始めると朝より気温が下がっているような印象がある。
一合目では猿がいた。雪玉を投げてみたけれど、興味なし。という風でシカトをキメられる。
二王子神社近くまで下ると、下りの足跡がある。誰か神社周辺までは来てみたようだ。神社にある登山者名簿を見たが今日はボク達だけだったようだ。
NTRとあの時だっけ?その時は、誰と一緒だっけ?等と話しながら登山者名簿のノートを捲り眺める。それにしても「石喜 ストウ洋一」の記載がべらぼうに
多い。流石、二王子マスターというか二王子の仔細まで知り尽くす、須藤さんである。

神社前の通路に出ると、薄らと積もった雪にタイヤ痕。誰かここまで車で入り、神社周辺を歩いた様だ。
神社下の参拝道の見事な大杉を眺めながら林道に向かう。
小さな動物の足跡を見つけた。何だろう?イタチかテンの類かと思う。
今日見つけた足跡は、ウサギ・サル・カモシカとこの小動物。ウサギの足跡は、昨年、一昨年よりは多少多い気がする。
林道に出るとやはりタイヤ痕がある。
狩猟者のものだろう、下の方角からパンパンと発砲音が聞こえた。
橋のところで分岐する林道で車を停めた跡があるので、狩猟者が様子を見て廻っているのかもしれない。

南俣集落に戻り集合場所に向かった。


その他
ようやくスノーシュー歩行ができた。直ぐに慣れるとはいえ、シーズン当初は歩き難さを感じる。
軽い運動程度に歩いた良い日でした。



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